書評

「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」を読んだ感想

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僕自身はフリーの時点でキャリアもクソもない気がするが、仕事で関わっている人たちは当然所属している会社の中で出世競争をやっているので、そういう世界の話も頭に入れておくか、と思い購入。

著者のCamille Fournierさんはアメリカの女性エンジニア。マイクロソフト→ゴールドマンサックスの副社長→Rent The Runway(ファッションレンタルサービス:7億5000ドル規模のスタートアップ)のCEO→Two Sigma(運用資金500億ドルのヘッジファンド)の代表取締役というすごい経歴。殿上人過ぎて参考にならんだろ、と思ったがそんなことはなく、初心者向けの内容になっている。

マネジメントの基本、特に「マネジメントを受ける側」の視点から丁寧に話が始まるので、キャリアを問わずエンジニアなら誰が読んでも参考になる。職場での上司の仕事について、役職が違うから自分に関係ないという態度ではなく、その人から 「どうマネージメントされるか」という態度で接するのは良い体験になるはず。

キャリアに関しても、最終的に経営幹部を超え、職能を超えたチームの作り方にまで言及しているのでざっくりと見通すには良いかも。日本のIT企業だとあまり見ない役職(テックリードとか)もあるが、内容を読めば確かに役職(役割)として必要だわ、という気づきがある。なので該当する役職が自社になかったとしても、現場での立ち回りの参考にすると仕事をうまく回していけそう。

本書はキャリアパス/キャリアラダーについてだが、全体を把握した上で自分の立ち位置を知ることは何事においてもすごく大切だと感じる。「キャリア」という身近な題材でそれらについて考えてみるのもいいんじゃないかと思う。視野が広がるのでオススメしたい。

※完全に余談だが、アメリカでもエンジニアがマネージャになるし、それについて本を出さないといけないような状態なんだって思った。

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