書評

「エンジニアの知的生産術」を読んだ感想

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フリーの客先常駐エンジニアとして現場に出入りするようになってから(あまり良くない意味で)色々な人に接する機会がある。特に会社から教育を全くして貰えず仕事のやり方、学び方を理解していないまま案件に突っ込まれている人が多くいる。そういう人を見るたびに自分は大丈夫なんだろうか?と若干不安になるので、なにか気づきを得られれば良いなと思って読むことにした。

本書はここ最近の「知的生産術」に関するトピックスについてまとめられている。冒頭にある以下の記述の通り、有名なビジネス書から掻い摘んだ内容が多いので、それらに全く触れたことがない人には良い入門書になると思う。

参考書を紹介しても、たくさん紹介したのでは全部は読んでもらえません。私の伝えたいことが1冊にまとまった本が欲しいです。

自分はたまにビジネス書を読むが、「サラリーマンが読んでも有益なことが書いてあるのに読者をビジネスマンに絞っていて勿体無いな」と思うことが多々ある(例えばリーン・スタートアップは起業家以外が読んでもすごく役に立つ)。 本書はそういったトピックスに関して(タイトルにもあるように)対象を「エンジニア」にまで広げて言及してくれているので、本書を軸にして、興味が湧いた名著を読んでいくのが良いと思う。

一方、逆を言えばあまり目新しいものはなく、度々差し込まれる著者の例え話やエピソードがあまりピンとこないものだったり分かりづらかったりするので冗長で退屈に感じられる(言及している名著に載っている数々のエピソードが強力すぎるのもあると思うが)。

1~3年目辺りのエンジニアで仕事に行き詰まっているけどビジネス書は数が多くて何を読めばいいのか分からない、みたいな状態の人にはすごくおすすめできる本だと思う。

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